【10/4週ドル円】市場関係者FX予想|引き続き目線はロング。雇用統計で動く公算
個人的に参考にさせてもらっている市場関係者の予想やコメントをまとめてみました。
10/4週 市場関係者予想まとめ:目線は上(ドル円上昇)
前週の後半に112円→111.0付近まで下落した要因は、ポジション調整&米金利急低下にあるとみており
大局としては、引き続きドル円上昇との予想が目立ちます。
ドル円上昇の根拠(ファンダメンタル)
ドル高の根拠
ドル高(ドル円上昇)の根拠は「米金融政策」(=利上げ予想) とのコンセンサスがありそうです。
具体的には、
- テーパリングの11月開始説が濃厚
- 利上げ時期の早期化(2023年の予想が2022年に始まる見込みが高まっている)
米金融政策の方向性と時間軸に目途
・テーマリングと利上げに対するスケジュール感の台頭
FOMC声明文「進展が広く予想通りに進めば、資産買い入れペースの緩和が近く正当化されると判断」=11月テーパリング開始の合図・名目金利と実質金利の水準訂正へ
ドットチャートの中央値が利上げ方向・パウエルFRB議長定例記者会見(9月22日)
「早ければ次回会合(11月)でテーパリング決定」
「2022年半ばまでに完了する」←【重要】ー和田和仁氏(外為ドットコム・マネ育チャンネル)
【FXセミナー】日本株暴落の犯人は〇〇!それでもドル/円は上昇する「和田仁志氏」 2021/10/1 - 外為どっとコム マネ育チャンネル
円安の根拠
ドル高が米金利政策をトリガーとして起こっているのに対し、円については円安となる公算が高いため、ドル円上昇を予想する声がある。
円安根拠は、需給バランス(貿易収支が減少している)ため、円高になりにくい状況だという。
・輸入増:原油・原材料価格上昇/ワクチン輸入
・輸出減:
・自動車部品(半導体・ハーネス)がコロナの影響で調達遅れ → 大手自動車メーカー減産→輸出減
テクニカル目線:大局はドル円上昇だが、短期では調整も
ドル円上昇の地合いが見られる
先週のチャート形状からは、ドル円上昇の地合いが(長期的には)強いものとの予想です。
今週後半にかけて、約1年7ヵ月ぶり高値となる112.07まで急伸しました(その後111.00絡みまで反落)。この間、主要チャートポイント(一目均衡表転換線や基準線、21日移動平均線や90日移動平均線、一目均衡表雲下限及び上限など)を全て上抜けした他、強い買いシグナルを示唆する三役好転や強気のパーフェクトオーダーも成立するなど、テクニカル的に見て、地合いの強さを印象付けるチャート形状となっております
ー照葉 栗太さん(FX羅針盤)
来週の為替相場見通し:『日米金融政策格差を背景にドル高・円安トレンドが再開』(10/2朝) | FX羅針盤
ただし、短期的には調整(ドル円下落)が続く可能性も
根拠は
- ポジション要因
- ドルインデックス
ドル円下落の要因
→ ポジション要因(みんなドル買いすぎて上がらない)
ドル高の流れは、ドルインデックスをみても一旦達成感ある
コアのドル高ポジションの利益確定は済んでるのが望ましい局面ーユーちぇる社長さん
レジスタンスがいくつか存在
- 111.20付近 →テクニカル
- 111.30 → 売りオーダー
- 111.50 → テクニカル
ここを突破できなければ、大きく下がる可能性は残る
111.20付近がレジスタンス。跳ね返されたら、110.30-50あたりのサポートまでの下落も視野に入れる
ー 齊藤トモラニさん
羊飼いのFXブログ:【FX突撃取材!】10月4日(月曜日)■齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
10月4日週のドル円上昇・下落を占う経済指標
10月4日週のドル円チャートで特に注目すべき経済指標は
米・雇用統計 です。
テーパリング/利上げ開始時期については方向性・時期は定まりつつありますが、
一方で、一部FOMCメンバーが「雇用状況に鑑みると時期尚早」というニュアンスの発言をしているため、雇用統計の結果次第では、上昇・下降の圧力が生まれる公算です。
具体的には、以下の指標に注目です
- 10/5 ISM非製造業景況指数
- 10/6 ADP雇用統計
- 10/8 非農業部門雇用者数、失業率 (←最重要)
<今週の重要指標>
— ユーちぇる社長@筋肉トレーダー (@EURUSDsenmon) 2021年10月3日
●火曜
12:30 RBA金融政策
23:00 米ISM非製造業景況指数
●水曜
10:00 RBNZ金融政策
21:15 米ADP雇用者数
●金曜
21:30 米雇用統計
最近、米雇用統計の注目度高いからADPもよく動く💪🏾
米雇用統計はもちろん全裸待機😌 https://t.co/VYHYt8JJQC
雇用統計の予想はこちらです(後藤達也さんTwitterより)
🇺🇸雇用統計プレビュー
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) 2021年10月3日
10/8(金)に9月の雇用統計が発表されます。下記、簡単なプレビューです。発表前日~当日あたりに、追加の経済統計や市場予想アップデートを踏まえたプレビューを改めてツイート予定です。日本に帰国しましたが、発表時の速報もたぶんやります pic.twitter.com/TfbvWSZzZr
ドル円上昇シナリオ時の天井
大局としてドル円上昇、雇用統計でも予想を上回るペースでの雇用回復が見られれれば、一気にドル円は上昇する可能性があるようです。
その場合の「どこまで上がるのか」意識される節目は以下です。(かなり長期的なものも含んでいます)
1.尾河 眞樹氏(ソニーフィナンシャルグループ)の見解
改善(50万人前後=市場予想上限)が見られた場合、ドル高(111円後半。111.80付近)になるが、中国のエネルギー問題や恒大集団の問題、原油価格の上昇など不透明要因は多く、大幅な上昇は見込みにくい
https://www.sonyfg.co.jp/ja/market_report/pdf/w_211004_01.pdf
2.和田仁志氏(マネ育チャンネル)の見解
①112.23(2020/2/20):コロナ騒動が始まったときの水準
②114.73 (17/11/6)と114.55(18/10/4):何度もトライするも115を超えられなかった線。ここを抜けたら大相場
③118.66(2016.12.15):②を抜けたらここを目指す動きー和田和仁氏(外為ドットコム・マネ育チャンネル)
10/4週については、市場関係者のレンジ予想上限は113.00のため、
先週戻された112円付近、112.23を超えられるかどうか ポイントかと思います。
まとめ(ポジション戦略)
- 大局では上目線で待機。
- 買い場を探りつつロングを入れる。押し目のポイントは110.50-111.00の間か
- ただし、短期的には調整の下落もありえるのでエントリー時はロット抑えめ
- 経済指標発表時は要注意(5火23:00, 6水21:15, 8金21:15。特に金曜日)
- 50万人に近い実績なら多めのロットでロングでも良さそう
- 経済指標が逆に下回るようなら次の買い場(110.30-50)まで待機
- 利確の目安は一旦112.00
- 112.00で一部決済して、様子みながらポジション調整がよさそう
- 112.23も超えてくるようなら買い追加
今週も皆様が良いトレードをできますように。
参考にさせていただいたサイトは以下です。
【FXセミナー】日本株暴落の犯人は〇〇!それでもドル/円は上昇する「和田仁志氏」 2021/10/1 - 外為どっとコム マネ育チャンネル
来週の為替相場見通し:『日米金融政策格差を背景にドル高・円安トレンドが再開』(10/2朝) | FX羅針盤
【ドル円は上か下か】カニトレーダーカズヤングの10月4日からの相場予想 | 【稼ぐあなたとこれからも】カニトレーダーカズヤング公式ホームページ
羊飼いのFXブログ:【FX突撃取材!】10月4日(月曜日)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
羊飼いのFXブログ:【FX突撃取材!】10月4日(月曜日)■齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【ドル/円】:ドルの押し目買い方針変わらず。 - 外為どっとコム マネ育チャンネル
https://www.sonyfg.co.jp/ja/market_report/pdf/w_211004_01.pdf